2017年05月

お帰り~、シズク~」
と言ってマユはぼくが玄関を上がるなり、ぼくの分のモエのチューリップグラス手渡してくる。
あらら、もう酔っぱらって優纖美容好唔好るの?」
とぼくも途中参加って感じでふたりのイヴの夜に乾杯する。
酔っぱらっていつになくあどけない表情のマユがなんだかとっても愛しく思え、ぼくはケーキの箱を開けるのも忘れ彼女を思い切り抱きしめる。
いや~ん。
シズクったら~、ケーキは?」
いいよもう、明日で・・・」
そしてぼくはそれから一晩中かけてマユの感じるところを指と舌で攻め続け、彼女にたっぷりとご褒美をあげた後、ぐったりとして夜明けの鳥の声と共に眠りについた。

年末はカウントダウンを挟んでの元旦朝までの営業の予定。
あっと言う間に2009年もほぼ終わりに近づき、クリスマス以降の最終週も連日満員御礼の日々が続いた。
そしてその週のある日(確か26日だったか?)、ぼくは「celeb girls」でサカグチさんを見かけた。
トオルが以前に会ったと言っていたので、ぼくはまさか?と一瞬思ったのだが、彼が自分の目の前のカウンター席に座った時も初対面の振りで対応すると彼も特別に何か言ってくることもなかった(つまり当たり障りのない会話だけを交わしたってこと)。
それHKUE 傳銷からぼくは何度か彼に話しかけようとも思ったのだが、満員の客への対応に追われ気づけばすでにサカグチさんの姿はその席にはなかった。

マユはその最終週、店の方はぼくに任せると言って30日の午後より実家の九州へと新幹線に乗って帰郷した。
戻って来るのは確か、正月明けの5日過ぎ?なんて言っていた。
4人のガールズたちは元旦の朝までつき合ってくれるとのことで、なんとか店の方も無事年を越せそうな感じだった。
みんなお嬢様なのによく親が許してくれるよなあ?なんてちょっと不思議にも思ったのだが、まあその辺は全員がそろって奔放な家庭環境のようで、そう言えばオープニングから誰ひとり休んだ娘はいなかった。
やはりなんと言ってもこのガールズたちの人選がキモだったのではないか?
そのあたりもさすがはマユといったところだ。
(今回の内容はあくまでも2009年年末時点でのものとなり、トレンドとしてややずれを感じるかもしれませんが、オリジナルに忠実と言うことでそのままの記述とします)

それでどうなのよ?
今年1年振り返って・・・、マキの小説のネタとして面白いこととかあった?」
と唐突に話題を変えるホンジョウさん。
ええ?今年?
今年かあ、そうねえ、基本デフレ、不況、ラグジュアリー崩壊、ユニクロ一人勝ちとか?
政権交代って言っても民主党もそろそろパワー落ちて来たしねえ。
マスのネタで言えばやっぱラリピーとマイケルってことになるんじゃないの?」
セレブって言やあ、なんなの?ここのとこのPretty Renew 旺角 AKB48の露出ぶり。
フライデーとかまでほとんど毎週特集じゃん」
とホンジョウさん。
どうなんですかねえ。
あれもう、ほとんどモーニング娘やおニャン娘と一緒でしょ?
まあ仕掛けとして巧かったのは、アキバ発で・・・そこに劇場作ってそこにいるオタクたちと一緒に作り上げる演出をしてったところかね?

やっぱ話、戻して悪いんだけどさあ???、ホンジョウNeo skin lab 電話さんとミクさんのこと、本当に気にならないの?」
とマキはやはりどうしてもその話題に固執しているようだ。
そりゃあ、まあ。
もちろん多少は気になりますけど。
わたしは???、そう、好きな人には好きにやっててほしいって言うか。
基本恋愛関係って言うのは自由なものだから。
そう思ってて」
とヒカルさんは相変わらずクールで素っ気ない、特にその件に関しては。
自由って言ったって、ヒカルさんが今ホンジョウさんとつき合うってことにしちゃえばね、彼だってもう???ミクさんのことも忘れられるかもしれないじゃない?」
とマキは人ごとだと言うのにやけに剥きになっている。
そういう駆け引きにはわたし、興味がないだけ。
ねえ?
でもなんか、変じゃないですか?
前にわたしが彼とのことでちょっと悩んでる?ってマキさんに訊かれた時、『なるようにしかならないのよ、オトコとオンナなんて』って、そう言ってたのはマキさんですよ」
ああ。
まあ、そんなことも言ったかもしれないけど???、あの時とは状況がちがうでしょう?
今はあのミクってオンナがこのトウキョウに来てるのよ。
今日なんてもう、ずっとホンジョウさんの横に引っ付いちゃってさあ」
そりゃあまあ、めったに来ないわけだし、しょうがないんじゃないかなあ?」
とヒカルさんはまたもそうあっさり言う。
ねえ。
ヒカルさんってNeo skin lab 電話、ちょっとは妬けたりしないわけ?」
とマキはそんなヒカルさんがじれったいようだ。
わたしね???、マキさんになるようにしかならないってサラって言われた時、目から鱗だったって言うか。
本当そうだよなあって心から思ったんですよ。
人ってなんで、意味もない先のことの心配や不安なんかで悩んじゃったりしちゃうんだろうって。
ましてやそんなのを癒すのが自分の仕事だって言うのに、自分がそこにはまちゃっててどうするんだろうってね。
わたしもね、ちょっと恋愛は久しぶりだったから、ちょっと油断しちゃったのかなって?
それにわたしの元々の悩みは、クライアントであるホンジョウさんを好きになった自分のモラルに対するものだったわけで???、まあ、それでホンジョウさんがミクさんと復活すれば、それはそれでわたしもきっぱりと諦めがつくって言うか。
ホッとするって言うか」
わ~、そう言うのって偽善ぽ~い!
本音じゃないでしょう?」
とマキは意地悪そうにそんな突っ込みを忘れない。
まあ、それは???そうかもしれないですけど。
まあでも、とにかく今日はマキさんの期待には応えられなくて申し訳ないんですけど、わたしはいたって全然ハッピーなんですよ」
う~ん。
わかんないなあ、その心理。
もうちょっとわかりやすく説明してもらえるかなあ?」
そうですねえ???、ホンジョウさんとは、今日初めてプライベートでずっと話してて、自分たちはすでにもうけっこう深い絆みたいなもので結ばれてるって言うか。
そう言う実感みたいなものをなんか確信出来ちゃったって言うのかなあ?
後はもうなるようにしかならない???、って言うかタイミングとか流れの問題だなって言うのがわかっちゃったってことですかねえ?」
とヒカルさんは淡々とそうマキに語ってみせた。
それってもう、ふたりの心が触れ合っちゃったから満足???みたいなNeo skin lab 電話 こと?」
う~ん、て言うかもう、彼とはこれからもずっとなんらかの形で一緒にいられるってことがわかったってことかな?」
ええ~?
でも、それって、タイミングとかがずれたら恋人同士にはならないかも?ってことでしょう?」
ああ、まあ、うん、多分そう言うことかもしれないですね」

夜中になって外は一段と冷え込んできたよう居二按揭だ。
ホンジョウはハーフコートの襟を立て小走りにせせらぎの緑道を行く。
ふと小川の方を見ると、そこには首をぐるりと背中の方に回し、くちばしを羽の中に差し込んでいる一羽の鴨が、
遅いお帰りで???」
とホンジョウに語り掛けていた。
まあ、軽いそれみたいなもんかもなあ?
でもね、それで俺は思ったんだよ」
何を?」
結局、人はひとり自分の心地いいことだけを追及し、極めていったらそこにはきっとただ心地いい退屈しかないんじゃないかってね。
ほら、確かにある一定の時間は心地いいんだよ、たとえば旅行とか行ってすげえキレイな景色の絶景スポットとかで感動したりするだろ?
でも、しばらくいたら飽きる?みたいな???、そんなかんじ。
どんな心地よさも飽きることには勝てないって言うかね、その時その時で」
それで?
じゃあ、どうすんのよ?」
ちょっと話はずれるかもしれないけど、まあ聞いてくれよ。
俺はヒカルさんとのヒーリングセッションなんかを通じてずっと、これから自分はどうやって生きて行きたいのか?なんてことを考えていてね。
まあ、とりわけ魚肝油 丸俺みたいなクリエイターはひとりでいろいろと考える機会も何かと多いわけで、そのひとりの時間の重要性なんてものをずっと考えてたわけなんだけど」
ああ、なんとなく言ってる意味はわかるけど」
さっき俺が退屈って言ったのはまあ、その行き着くところって意味で???、そう言ったひとりの時間、つまり自分を見つめたり、何かを考えたり、アイデアを創り上げたりする時間って言うのはもちろん重要だと思う。
でもそんな時でも結局、なかなか俺らずっとひとりだとその答えみたいなものも見えてこないって言うか?何かまわりからの刺激とか?誰かとの会話からとか?そんなところからその答えへのヒントとかが見えてきたりもするわけじゃない?
まあ、精神修行で山にこもったりとか、そこまでのひとりでの瞑想を極めたわけじゃないんで、その次元での話はちょっと出来ないんだけど。
って、そうは言っても瞑想の極みって言うのも何か霊的なものとの交信って意味では絶対的な孤独って言うよりは、逆に全体性みたいなものとのふれあいとも言えるわけで、つまりひとりを極めての多って言うか?全体と交わる?みたいなね」
ああ。
ちょっと俺、オマエの落としどころが正直見えないんだけど」
だからまあ、ここからが核心なんで聞いてくれよ。
結局、俺らがこの3次元の世界で生きている以上は常になんらかの煩わしいと思う何かと関わっていかなきゃいけないって言うか、人間ってのはそもそもそういう生き物なんじゃないかってことで。
まあ、言い大腸癌 標靶藥 換えればそうだなあ?
つまりいけないって言うよりもそう、そうやって関わって行くことで面倒くさいと同時に楽しさや感動なんかのドラマがついて来るって言うか、ほら俺らももう半世紀近く生きてきて、なかなか面白いことに出会えるってのも減ってきてるじゃない。
いろいろやってき過ぎたせいもあってまあ、感動が薄れてきちゃったってのもあるんだろうけど。
何やってても人生、所詮暇つぶしなんじゃないか?なんて思っちゃったりもしてさあ。
でも、それって自分で自分の世界を狭めてるだけって言うか、その時の心地いいことばっかに行き過ぎて自分だけじゃ気づかないものを逃してるってのもあるんじゃないかってことで。
もちろん結婚や子供を持つこと?なんてのもそうなんだろうし。

じゃあ、気をつけて。
まあ・・・、面白い会だdermes 脫毛 ったよな?」
ああ。
じゃあ最後に・・・愛のよみがえるシェアハウスに乾杯!」
と言ってホンジョウがグラスを上げ、ナカバヤシもだるそうにグラスを上げながらそれに応える。
ホンジョウがハーフコートを羽織り、リビングを出ようとしていると、ナカバヤシは改めて耳を澄ますようにして天井からの物音を確認している。
忘れものはないよな、と独り言をつぶやきながら、
じゃあ、また」
と言ってホンジョウは玄関の扉を開ける。
おお、そんじゃあね」
とナカバヤシが手を振ってそれを見送る。

夜中になって外は一段と冷え込んできたようだ。
ホンジョウはハーフコートの襟を立て小走りにせせらぎの緑道を行く。
ふと小川の方を見ると、そこには首をぐるりと背中の方に回し、くちばしを羽の中に差し込んでいる一羽の鴨が、
遅いお帰りで・・・」
とホンジョウに語り掛けていた。
まあ、軽いそれみたいなもんかもなあ?
でもね、それで俺は思ったんだよ」
何を?」
結局、人はひとり自分の心地いいことだけを追及し、極めていったらそこdermes 脫毛にはきっとただ心地いい退屈しかないんじゃないかってね。
ほら、確かにある一定の時間は心地いいんだよ、たとえば旅行とか行ってすげえキレイな景色の絶景スポットとかで感動したりするだろ?
でも、しばらくいたら飽きる?みたいな・・・、そんなかんじ。
どんな心地よさも飽きることには勝てないって言うかね、その時その時で」
それで?
じゃあ、どうすんのよ?」
ちょっと話はずれるかもしれないけど、まあ聞いてくれよ。
俺はヒカルさんとのヒーリングセッションなんかを通じてずっと、これから自分はどうやって生きて行きたいのか?なんてことを考えていてね。
まあ、とりわけ俺みたいなクリエイターはひとりでいろいろと考える機会も何かと多いわけで、そのひとりの時間の重要性なんてものをずっと考えてたわけなんだけど」
ああ、なんとなく言ってる意味はわかるけど」
さっき俺が退屈って言ったのはまあ、その行き着くところって意味で・・・、そう言ったひとりの時間、つまり自分を見つめたり、何かを考えたり、アイデアを創り上げたりする時間って言うのはもちろん重要だと思う。
でもそんな時でも結局、なかなか俺らずっとひとりだとその答えみたいなものも見えてこないってdermes 脫毛言うか?何かまわりからの刺激とか?誰かとの会話からとか?そんなところからその答えへのヒントとかが見えてきたりもするわけじゃない?
まあ、精神修行で山にこもったりとか、そこまでのひとりでの瞑想を極めたわけじゃないんで、その次元での話はちょっと出来ないんだけど。
って、そうは言っても瞑想の極みって言うのも何か霊的なものとの交信って意味では絶対的な孤独って言うよりは、逆に全体性みたいなものとのふれあいとも言えるわけで、つまりひとりを極めての多って言うか?全体と交わる?みたいなね」
ああ。

↑このページのトップヘ